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曼荼羅シリーズ

 「曼荼羅」について深い意味は知りません。ただ、思うことは、「まぁるく」「まぁるく」生きていきたいこと。「まぁるい」ことは穏やかなこと。「まぁるい」ことは幸せなこと。「まぁるい」ことは平和なこと。
 そんな思いが、「絵」となって脳裏に浮かびます。
 
 その「絵」を、裂き織りの技術で表現できないかと思ったのが、4年前、県展市展に出展するきっかけでした。
 
 最初は小さな「まる」からのスタートでした。題名は「ほっこり」でした。2回目は「まぁるいね」でした。
 3回目から「まる」は大きくなり、私は宇宙を感じました。そして、思ったのです。“この世のすべての人々が幸せでありますように"  そのとき、「曼荼羅」という言葉が脳裏に浮かびました。
 以来、題名は「曼荼羅」にしました。
 
 そして今年から、「巴」が加わりました。「巴」も縁起の良い、幸せにつながる言葉です。
 「巴」は「勾玉」とも呼ばれ、日本古来から伝わる「三種の神器」の一つでもあり、ヘビ、胎児ともみられます。
  今の私には、「巴」が「胎児」に見えます。いとおしくてなりません。

これが「巴」のイメージです。
 
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曼荼羅6 「命」
 「人はこの世に生まれ、生きて、死に、また生まれ変わる」=「輪廻転生」
 
 最近、大きな病を経験して、「死」を身近に感じました。だからでしょうか、最近、織った「絵」の中の「巴」が、私の命と重なります。全体が無彩色の中で小さくて赤い「巴」。
 赤は元気の源。「がんばって!」 小さな声が聞こえます。大好きな作品です。
 
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曼荼羅5 「巴」
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曼荼羅4
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曼荼羅3
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by sado-sakiori | 2015-11-02 19:34